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雨上がりの話 5

追記でお返事です♪⇒misia2009さん、若野さん、ゆささん
拍手だけの方も、ありがとうございます★☆


※非公開コメでコメントくださった方の中で、お名前無表記の方がいらっしゃいました。
心当たりのある方は、お知らせください。予測はありますが、あくまで、推測ですので★☆


今日の更新は、【雨上がりの話】の続編upですv

長々しない予定が、相変わらずダラダラで。
お付き合い頂いている方には、ほんと、申し訳ない><


しかも、まだ完結しないのでs(殴)



↓↓前回分まではこちら!↓↓

雨上がりの話1
雨上がりの話2
雨上がりの話3
雨上がりの話4

↓↓よろしければ、れっつすくろーる↓↓


【雨上がりの話 5】


「おいおいてめぇら、しっかりしやがれ。」

目の前に広がる、ちょっとした惨事。
こんな事は、初めてだ。
自分以外の者が、ちょっとした災難に苛まれている。
しかも、自分は未だ無傷。

これは、ちょっとした奇跡かもしれない。

【ちょっとした】がゲシュタルト崩壊しそうになっている、はちの眼前。
頭を抱えるゆりの前に、うずくまるしろ。

幸いにも、意識は両者ともあるようで、
はちは、ほっと、胸をなでおろす。

目を伏せると、視界の端に、銀がかすった。
脇に転がる、銀色の金具。
おそらく、傘の先端から外れたのだろう。

「全ての元凶は、こいつか。」

はちはそれを拾い上げ、上着のポケットにしまい込んだ。

と、隣の気配が動いた。

取り乱したのはいつのことか。
そう言わんばかりの表情で、ゆりは立ち上がる。その顔には焦りも、恥じらいも無い。
例えるなら、ドラマのNGシーンを取り直す、女優のよう。

どれだけひいき目に見ても、外見は子役タレントどまり。
だが、ゆりには、それに見合わぬ威圧的な雰囲気がある。

1、2、3、4、5回。

彼女が傘を振り、開くと、今度は五枚の紙幣が零れた。

…五枚でも一葉だな。

はちの脳内で、しょうもない単語が生まれては、泡となって消えた。
これを口に出すのは、もう少し歳を取ってからでいい。

「確かに、小細工をした形跡はないな。」

ゆりに投げかけ、五枚を手にしたはちは、【五枚でも一葉さん】を懐へ迎え入れる。

「はち、それはいけません。」

いつの間にか、しろが復活し、隣に立っていた。
はちの右手首を掴み、にこりと笑っている。

「…わかってるよ。オレもやればいいんだろ。」

止める者はいない。
絶対的未来の予測。
覚悟はできている。
自分にも、【惨状】の制裁が下されるであろうことは明らかだ、ということに。

首を左右に振り、不吉な予感を振り払う。

大丈夫だ、なにも起こるわけがない。
いや、断じて、起こらない。

「起こらないで、欲しいんだがな…。」

はちは自らに言い聞かせると、気を落ち着かせ、傘を手に取った。


降ってきた、3枚の万札。
それを手早く、手中に収める。
そして、何か来る!と身構えた。

…が、災難は訪れない。

タライは降ってこないし、床が抜けおちる事も無い。

時間差攻撃か!と気を張るが、いつまで経っても何も起こらない。


当たり前だ。自分はただ、傘を振って、金銭を手に入れただけなのだがら。

なのに、どうしたことか。
おかしなことに、なぜか調子が狂う感触に、手を浸しているようだ。


さながら、昼寝をしたために、夜中眠りに就けなくなった。
それでも、明日の為に、眠らなければならない。
しかも、朝は早い。
だが、睡魔は一向に訪れない。

その際の、焦りの感覚に似ている。


「どうしてはちは諭吉さんなんですか!一体どういう関係ですか?!」

はちの心中の葛藤も知らず、しろが口を、への字に曲げる。

「この世界で一番縁の無い人間だ。よろしくしたいと思ってるんだが、
むこうは、オレに興味がない。…脈なしってか。」


言いながら、腑に落ちない思いがもやもやが、「重たい呼吸」となって出た。
万年筆の発射台であるゆりの手前、「溜息」と呼ぶことは避けたい。

納得できない風のしろの手に、三枚の万札。

現状を把握するのに、少々手間取った。
はちの手にしていたそれらが、いつの間にか、奪われていたのだ。

「返せ。」

「いやです。没収です。」

「あぁ!?返せよ。」

「い や で す !
はちだけ何の代償も払わないまま、ただ諭吉さんと仲良くするなんて。

…報われるなんて、はちらしくないですよ!」


「意味わかんねぇ事言ってねぇで、返せよ!」

勃発する、取っ組み合いの喧嘩。
はちが身をひるがえした瞬間、仲裁の手が下った。
飛んできたのは机上に置かれた硬貨。それらが一つの川となり、
二人の足元を固めた。

言わずもがな、仲裁人はゆりだ。

「冷静になりなさい。さもないと、次は口から注ぎこむわよ。
窒息希望の人は前へ出て頂戴。」


すみませんでした。

頭の芯が冷える思いをしたはちは、ごほんと咳払い。
そして、一つの決断を下した。

【続】


はちの独白物語っぽくなった^^
話ごとに描き方…文体がぐちゃーらなので、
もし完結したら内容変更のない程度に、統一するかもしれないです。
…しないかもしれない。


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misia2009さん

まさかwエスパーですか!?笑
しろの絵はずっと前から差し替えようと思ってたんですけど、やっとできました。

はちの日は祝うべきものなのか、未だに掴めてませんがw
意外と一カ月というものは、早いもので。焦燥感にかられております…

若野さん

バトンにお答えいただき、ありがとうございました~v
金の亡者!「言い得て妙」とは、まさに、このことですねw
貧乏くじを引くかどうか、典型的フラグを折れるのか。
どっちでもいいですねv
若野さんが、好いてくれているのなら、そんな些細な事、無問題です☆★


ゆささん

ありがとうございます(*´д`*)
はちが苦労するのは、自業自得なんですけどね!w
心和むイラストを、いつか描いてみたい…です(願望)
ゼヒゼヒ!来月も、お付き合いください★☆
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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説明

秋雨

Author:秋雨
人間と憑者のライトホラー物語。

現実世界その他諸々の事象とは、一切関係ありません。著作権は放棄していません。なにかありましたら拍手からお願いします。

【管理人】

秋雨。成人済。

【主な登場者紹介】

黒川 はち

古書店黒蝶堂堂長。
気苦労の絶えない受難者。

氷山 しろ

黒蝶堂副長。
電波的言動の目立つ青年。

ゆり

黒蝶堂憑者。
冷静沈着な少女。

深見ヶ原 牡丹

深見ヶ原墓地憑者。
猪突猛進イノシシ娘。

カコ

川辺の憑者。
人間嫌いで鬼桐の部下。

鬼桐

煙草が手放せない隊長。
熱くなると誰にも止められない。

黒川 伊織

はちの祖父で先代堂長。
3年前に他界。

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