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夢のあと 5

どっせーい。
秋雨です、こんばんは
と珍しく挨拶してみます。

お手軽に野菜が作れるキットを頂いたので、いまから挑戦してみようと思います。
家庭菜園に関しては、はちは中々手慣れた奴ですが
私は本当に素人なので、ちゃんと収穫まで行きつくか心配ですが。
ちょいと、頑張ってみます。

写真を交えたレポとかも、やってみたいなぁ(願望)


↓↓さて、はちの月企画の続編です。↓↓

初回⇒夢のあと 1
2回⇒夢のあと 2
3回⇒夢のあと 3
4回⇒夢のあと 4

今更ですが二人がおしゃべりなあまり、話が進まずにすみません。
ぐだぐだと、お付き合いください。


【夢のあと 5】

「だから、わんちゃんが本棚を駆けあがってですね。」

「ちょい、ちょっと待て。その犬は、重力を無視したのか?」

はちは自らの耳を疑い、遮る。

「そんな細かい事、どうだっていいじゃないですか。」

どうやら、聞き間違いではないようだ。
腑に落ちないはちは、

「…特に細かくも無いと思うが。」

と、抵抗の意を示す。
が、

「疑り深いと、人間不信になりますよ。」

笑顔での指摘に、はちは口をつぐまざるを得なかった。

「わんちゃんは一冊の本を前足で指し示したんです。
だから、ぼくは脚立でそれを取って…ってとこで目が覚めたんです。」


「だから夢を真に受けて、本を探してたってのか。」

呆れたと言わんばかりの、嘲笑とも苦笑いともとれる表情がはちに浮かぶ。
一方、しろは目を輝かせる。

「だから、二千円札を見つけた時、本当にびっくりしたんです。」

「単なる偶然じゃねぇの?それか、その夢自体が後付けなのかもしれねぇ。」

「どういうことですか?」

「後からお前が作り上げた物語で、それを夢って錯覚してる可能性だ。」

疑問符の浮かぶしろの向かい、
はちは腕を組み、しかめ面を更に険しくした。

「あるいは、二千円札を前もって仕込んでおいて、オレをだまそうとしてるのかもしれねぇし…
そもそも、夢ってのは現実を整理するために見てるもんだから、実際に起った事なのか…?それとも…」


ぶつくさと呪文のように唱えるはちを前に、しろは目をぱちくりと見開き、指を折る。

「…何数えてんだ?」

「いえ、はちの”仮説”と言う名の”杞憂”をですね…」

「…いつもお前を相手にしてると、イヤでもこんな性格になるっての。」

嫌味の意を込めて、一単語を区切って伝えようとするはち。

だが、彼の意向は、

「二つ、三つ…えっと、あと他にルートがありましたっけ?」

指折りに夢中になっているしろの前に、あっさりと降伏した。

しろは笑う。

「はちって、石橋を叩いて破壊したうえで、
『おい、渡れねぇんだけど!』って叫んで、回り道を探し始めるタイプですよね。」


「んな簡単に、石橋は壊れねぇよ。それに、オレは危ない橋は渡らねぇ。」

不機嫌そうにはちはそっぽを向き言い放つと、随分と温くなった茶をすする。

その時、しろの瞳がきらりと輝いた。

「そんな何かとついて無い方に朗報です!
これがあれば、あなたにもすぐ幸福が音ズレます!」


「今の生活が、すでに不協和音を奏でてるだろうが。」

はちの自虐的なツッコミが飛ぶ。

それを華麗にスルーしたしろは、怪しげな謳い文句と共に、ゴソゴソと上着を探り、
一枚の紙切れを頭上に掲示した。

「これで、はちも僕の言った事が真実だとわかるはずです。」

手に収まる程度の厚紙。
中央には、草原を駆ける黒い犬の姿が描かれていた。

「これを枕の下に敷いて眠ると、次の日にはラッキーな出来事がおこるのです!」

胸を張って言いきるしろの頬に、白い包帯がはためいた。

【続】

皮肉や嫌味に敏感な人もいれば、鈍すぎる人もいますよね。

短編がんばるぞ!ってことで、ランキングですv
気が向いたら、おしてやってください。



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説明

秋雨

Author:秋雨
人間と憑者のライトホラー物語。

現実世界その他諸々の事象とは、一切関係ありません。著作権は放棄していません。なにかありましたら拍手からお願いします。

【管理人】

秋雨。成人済。

【主な登場者紹介】

黒川 はち

古書店黒蝶堂堂長。
気苦労の絶えない受難者。

氷山 しろ

黒蝶堂副長。
電波的言動の目立つ青年。

ゆり

黒蝶堂憑者。
冷静沈着な少女。

深見ヶ原 牡丹

深見ヶ原墓地憑者。
猪突猛進イノシシ娘。

カコ

川辺の憑者。
人間嫌いで鬼桐の部下。

鬼桐

煙草が手放せない隊長。
熱くなると誰にも止められない。

黒川 伊織

はちの祖父で先代堂長。
3年前に他界。

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