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【小話】今宵の特別枠【更新】

「夜中に研いだ方が、雰囲気がぴったりでしょう?」

「・・・だからって、人の枕元でするんじゃねぇよ。」

だって手元が見えないんですと、しろは頬を膨らませた。寝間着のはちは、「・・・月の光とかで、なんとかしろっての」と、無茶を承知で布団の上に居直る。対し、「月が出ない夜ですよ」と、刃先を電灯の光にちらつかせたしろは、「ところで、なぜここは電気が点いているんですか?」と首を傾げた。はちが面倒くさそうに視線を投げると、「今宵は、電気が供給されない夜のはずですよ」と、しろは人差し指をたてた。

「・・・何を言ってんだ?」

そんなことは聞いていない。
第一、そんな夜が、あるはずがない。

はちが疑念を口にした途端、辺りは闇に落ちた。


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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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秋雨

Author:秋雨
人間と憑者のライトホラー物語。

現実世界その他諸々の事象とは、一切関係ありません。著作権は放棄していません。なにかありましたら拍手からお願いします。

【管理人】

秋雨。成人済。

【主な登場者紹介】

黒川 はち

古書店黒蝶堂堂長。
気苦労の絶えない受難者。

氷山 しろ

黒蝶堂副長。
電波的言動の目立つ青年。

ゆり

黒蝶堂憑者。
冷静沈着な少女。

深見ヶ原 牡丹

深見ヶ原墓地憑者。
猪突猛進イノシシ娘。

カコ

川辺の憑者。
人間嫌いで鬼桐の部下。

鬼桐

煙草が手放せない隊長。
熱くなると誰にも止められない。

黒川 伊織

はちの祖父で先代堂長。
3年前に他界。

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