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【小話】なのはなのうわさ【更新】

「・・・なんのはなしだ?」

「なのはなのはなしです!」

食用と非常食用がありますねと、しろは嘯く。黒蝶堂の片づけをしていたら、すでに夕食の時間になっていた。状況から察するに、どうやら、食卓に並ぶ黄色と緑色について、しろとゆりが雑談を交わしていたところらしい。

「現在ここに並ぶのは非常食用ということね。」

「算盤を弾いた結果ですから、至極当然です!」

僕の料理の腕で、なんとかしますよと、しろはにっこり笑った。手を合わせたオレは、ただ黙って、準備された箸をとって、皿に伸ばす。非常用ってのは、「非常時にでもおいしく食べられる」という意味で、「非常に言いづらいのですが、本当に非常時にしか食べられないですよ」という意味ではなかったはずだ。

「・・・そういう意味でいいんだよな、てめぇら?」

と、念を押したい気分を料理で押し流した。

【了】

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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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説明

秋雨

Author:秋雨
人間と憑者のライトホラー物語。

現実世界その他諸々の事象とは、一切関係ありません。著作権は放棄していません。なにかありましたら拍手からお願いします。

【管理人】

秋雨。成人済。

【主な登場者紹介】

黒川 はち

古書店黒蝶堂堂長。
気苦労の絶えない受難者。

氷山 しろ

黒蝶堂副長。
電波的言動の目立つ青年。

ゆり

黒蝶堂憑者。
冷静沈着な少女。

深見ヶ原 牡丹

深見ヶ原墓地憑者。
猪突猛進イノシシ娘。

カコ

川辺の憑者。
人間嫌いで鬼桐の部下。

鬼桐

煙草が手放せない隊長。
熱くなると誰にも止められない。

黒川 伊織

はちの祖父で先代堂長。
3年前に他界。

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